DELAY 80は、近年に見られるようなモデリングやシミュレーション技術を使ったデジタルディレイではありません。ディレイ回路の心臓部であるICに、現在では製造が困難なディレイ専用カスタム・チップを使用するなど、回路構成そのものを80年代にさかのぼって再現し、古いデジタルディレイにあった太く温かみのあるディレイサウンドを蘇らせました。現在のデジタルエフェクツの多くは、音の加工をほとんどデジタル処理で行っています。これは聞く人によって、冷たく表面的なサウンドに聞こえてしまう傾向があります。DELAY 80のデジタル回路は音を遅延させているのみで、その他は全てアナログ回路で音を加工しています。その結果、原音の持つふくよかさや艶やかさなどを失うことなく表現します。DELAY 80は25mSから2048mSまでのディレイタイムをカバーし、RANGEとTIMEコントロールでディレイタイムを連続的に可変・設定できます。
●ECHO HARDNESSコントロール
オリジナルな音作りのパラメーターとして、ECHO HARDNESSコントロールを装備しました。DELAY音の中高音域をコントロールし、感覚的に硬くない暖かみのある心地よいエコーを作り出すことができます。また、この回路はFEED BACKループの中で機能しますので、テープエコーやアナログディレイのようなサウンド効果も再現できます。
●HOLD機能
長いディレイタイムでのサウンド・オン・サウンド的なプレイや、ディレイタイムを短めにセットして、曲中やソロでトリッキーな効果音として使うこともできるHOLD機能も装備しています。エフェクトOFFの状態からフットスイッチを踏むと、直前までプレイしていた音が、設定したディレイタイム分ホールドされます。
●MONO OUTとDIRECT OUTを装備
本機をモノラルで使用する場合、出力はMONOアウトのみ接続し使用します。エフェクトON時に原音とディレイ音のミックス信号がMONOアウトより出力します。MONOアウトとDIRECTアウト両方を使用した場合、MONOアウトからはエフェクトON時にディレイ音のみ出力し、エフェクトOFF時は原音(ドライ音)が出力されます。DIRECTアウトからは常に原音(Buffered)が出力されます。