マット・ブラック(Matt Bruck)氏のレビュー (columnist for Guitar World, tech for Van Halen)

品質が高いアンプを買ったり優秀なアンプテクニシャンを発掘したりすることは、まずギタープレイヤーがアンプのことや技術的なことを分からなければならないし、すぐに騙されないよういろいろ勉強しなければならないといった様々なプロセスを踏まなければならない。僕は以前にアンプ・ビジネスで最も奇妙な人々に遭遇してきた。残念なことに、アンプを修理に出すと1年たっても大した理由もないのに戻ってこないといったことをよく聞いたし、高い修理費用を払ってサービスにだしても、戻ってきたとき全然修理ができていなくて、修理に出す前とまったく同じ問題が残っているといったこともよくある。こういったひどい話はここでわざわざ力説しなくても、みんなそれぞれ同じような経験をしたことがあるとは思う。
僕らのようなトーンにこだわりを持つギタリストは、最高のトーンへの飽くなき探究心と激しい情熱にいつも駆り立てられている。それなのに多くのアンプ製作者や修理の専門家が現実にギターを演奏しないということにはいつも驚かされる。それが、それほど悪いことではないかもしれないが、ギターを実際に弾いているアンプ製作者や修理専門家には、アンプの音に対する何か特有の理解と利点があるように思える。なぜなら実際に演奏する人間には、プレイヤーがトーンやアンプに何を欲しているのかがすぐさま理解できる気がするからだ。さて、これらの話がダグ・ロッカフォルテやロッカフォルテアンプと何の関係があるのか?ということだが、それはダグについて自分が知っていることを話さないとわからないかもしれない。

第1に僕は、ダグをプレイヤーだと思っている。それも非常に優秀なプレイヤーだ。 彼は、長年にわたりトーンへのこだわりに駆り立てられたプレイヤーであり、たくさんのライブ経験から、プレイヤーが本当に必要としているアンプはどんなものなのか、つまりプレイヤーの演奏に応えてくれる、ツアーやライブに持って行っても壊れないアンプ、まさにそういったノウハウを掌握したプレイヤーなのである。

第2に、彼は品質、信頼性、彼自身のクラフトマンシップに非常にこだわりを持っていて、それは彼がいままで僕のためにしてくれた仕事すべてに現れている。

第3に、僕は彼の製作したアンプや仕事をみていて、ダグはとても公平で正直な人間だと思っている。僕は彼が製作したアンプを1台手に入れた。それは独自のサウンドのアンプだ。実を言うと、試しに音出ししたとき、ギターから顔をあげて「これいくら?」って聞くまで45秒くらいだったと思う。それほど、瞬時によさが分かるほどに、とってもよくできていて、質の高いコンポーネントを使用した手作りアンプで、すばらしい音だった。

おまけに、そのアンプは今まで一度も問題があったことがなかった。だから、チューブの交換以外は、何年も面倒な問題をおこさないと自信を持って言える。ダグアンプを本当に気にいっているし、ダグのアンプ修理技術に対しても非常に信頼できると自信を持ってお勧めしたい。しつこいようだが、ダグの製作したアンプには本当に問題がおきないし、修理してもらったアンプも一度たりとも問題をおこさないんだ。ダグの仕事はいつも早くて、修理するのに必要以上に待たされたことなんて一度もない。

アンプを使っているギタリストにとって、すばらしいアンプの製作者や技術者と知り合うことはとても重要だ。信頼できて、よく面倒をみてくれる人を見つけるのは大変なことだ。僕が言えるのは、ダグはいつも僕のためにいろいろやってくれて、僕を信頼してくれているということ。お世辞なんかではなく、本当のことだ。