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Kinmanピックアップを初めて知ったのは、友人のギタリストの素晴らしいギター・サウンドを耳にした時だった。彼は数本のストラトに3種類のKinmanを載せ、それぞれ違うキャラクターを持った絶妙なトーンを生み出していた。
今現在、僕の2本のストラトにはWoodstock PlusセットとBluesセットが搭載されている。
Woodstock Plusセットは、以前から発売されていたWoodstockのリア・P.U.だけが違う物となっている。このセットはパワフルなロック・サウンドに最適だ。強いアタック音に艶っぽいサスティン、ボリウムを絞れば勿論渋いサウンドも出せるが、ディストーション・サウンドをメインとしたギタリストに最適だと思う。しばらくプレイしてみて僕は、このP.U.の持つアタック音こそがKinman P.U.の強い個性となっているのではと感じて来ている。シングル特有のザクッとした音に加え、オールドP.A.F.にも通じるような何とも言えない甘い音が混じっているのだ。それは特に歪ませた時に良く判ると思う。
ノーマルとPlusの違いはリアのサウンド・キャラ。ノーマルが耳慣れた鋭いシングルコイル・サウンドなら、PlusはP-90をシミュレートした少しだけマイルドで腰のあるブルージー・トーンが得られる。リアだけハムバッカーにしている人は多いが、そこまでとは言わなくても粘りを求めるのならこちら。 エッジの利いたシングルコイル特有の生々しさを求めるのなら通常のWoodstockセットが良いと思う。
一方Bluesセットの方は、エイジングされたいわゆるヴィンテージ・サウンドが魅力だ。パワーも抑え目(とはいえ充分な音量)で、経年効果による少し丸みを帯びた透明感のあるトーンは、とても深みがあり、特にフロント・P.U.によるクリーンやクランチ・サウンドでのソロには思わずはまってしまう。何と言うか3D的な奥深さを感じさせてくれ、いつまででも弾いていたいと思わせる音なのだ。細やかなピッキング・ニュアンスを大切にしたいギタリストならこちらをお勧めする。
いずれのP.U.も縦にハムバッカー構造となっているので、ノイズの面でもかなり有利。
Gary Mooreを始めとする多くの海外の使用アーティスト・リストを見てもその信頼度の高さは伝わるのではないだろうか。
2003年11月 山本恭司(BOWWOW)
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